古民家の記

加計の古民家再生

平成26年5月 広島県山県郡安芸太田町加計にある谷間筋の高台に古民家が完成。総合建設カワモトの匠の技が古民家を見事に甦らせました。

裏手の山裾には熊笹が自生し、春には孟宗竹の筍が頭を出し、中庭では桜の大木や草花が風に揺れる・・・周囲を自然に囲まれた抜群の環境の下に古民家が誕生しました。 玄関を入ると和の象徴ともいえる囲炉裏が出迎え、座敷は井草が匂いたち、檜が香ります。石畳みを渡ると離れがあり、もう一つの囲炉裏も・・・。

終の棲家として、陶芸などの創作活動の場として、隠れ家的な店舗にも最適、利用性は広がるばかりです。ぜひ一度、この機会にご覧ください。

玄関

過去のリフォームで違和感のあった体裁を、この度の古民家再生で「変える」工事を施した。
黒塗りの玄関の雨戸はお城の門を思わせるほどの重厚さと頑丈な手ごたえだ。

土間

土間を広く取り、木や土という日本古来の建築素材で、懐かしく快適住まいを実現。長い歴史や格式がその空間の中で醸成されている。木や土という日本古来の建築素材をうまく再利用すれば、懐かしく快適な住まいづくりが実現する。土間を守りながら使いやすくするために広くする改修工事。縁側は採光を意識、ハイセンスな空間を演出している。

伝統工法

金物を使わず、壁に耐力を求めない「木組み」だけの建築。棟木の巨大な松丸太(7間=約13m)はかつてお寺使われていた材を再利用。

装飾・離れ

大工はデザイナーであり、彫刻家でもある。熟練の技が住まいにアクセントを与える。
離れでは土を意識、丸太のイスに座り、家族や仲間と囲炉裏をかこむ。

景色

春には桜の花びらが舞い落ちる石畳。奥へと続く幾何学模様は「和」を表現する究極の表情。
中庭に据えられた手水鉢。水面で光り輝く太陽光とさざ波がおさまると移り込む青い空。

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